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映画と音楽

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映画に音楽は必要か? と時折考えることがある。それは、ほとんどBGMが使われていないパワフルな映画を観た後だ。
音楽の扱い方がまずいと、せっかくの作品が台無しになってしまうパターンもある。
僕にとっては『LEON』がその代表的なもの。中でもBjxJ囃kの曲が流れるシーンは、なんだかイマイチに感じてしまう。
ここは好みの問題で、好きな人も沢山いると思うけど、僕は音楽無しの方が良かったんじゃないかなと思う。
90年代の多くの映画に言えることだけど、所謂タイアップで音楽を売ろうという匂いがプンプンのシーンを含む映画が多いように思う。背景音が消え、音楽だけが流れて、映画なのかプロモーションビデオなのかわからなくなってしまうようなシーンね。
僕はそういうシーンがとても嫌いだ。あまりにも商業主義の香りがするとシラケてしまうんだよなぁ。先述の『LEON』の中のワンシーンもそんな感じ。
音楽が流れるシーンが少ない映画は、音楽が流れるシーンのことがよく考えられているような気がする。だから、いざ音楽が流れるシーンになると、その場面を印象付ける効果がとても高くなる。常にダラダラと音楽が流れていると、映画のシーンも音楽も印象が薄くなってしまうようだ。
音楽無しには成立し得ないような映画もあるけれど、その場合は音楽の使い方がとても計算されているので、音楽が沢山流れても、「このシーンに音楽いらんやろ」ということがない。
そんなことを考えて映画を観てみると、『この映画音楽がうるさいな』とか『さりげないけど良い音楽使っているな』とか、違った面が見えて来て面白い発見がある。
是非一度、音楽の使われ方に注目しながら映画を観てみて下さいね〜。

 

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