雨上がりの蒸し暑い中、Calmdown Live@knaveへのご来場ありがとうございました。

準備して出かける頃には晴れていたものの、天気が微妙な感じがしたのと、本番前に汗だくになるのが嫌で、贅沢にタクシーでknaveへ。
タクシーの運ちゃんに、「ライブですか？」と聞かれて、「あ、そうなんですよ〜」と答えると、「僕も若い頃・・・」と言われたので、お！かつてバンドマンだったのか？と思いきや、「ブラスバンドをやってたんです」って話に・・・。
そこからは、自分の持てる限りの管楽器に関する知識を総動員。
「管楽器って結構高いですよね〜」「リードはひと箱買っても当たりがなかなかないですよね〜」「クラリネットってダブルリードでしたっけ？」「クラリネットならバスクラリネットが好きなんですよ〜」等々、昔テナーサックスにチャレンジしたことや、ジャズにのめり込んでいたことが妙な形で役に立った(笑)。

そんなこんなで楽しく会話しながらknaveに向かっていると、左手をknaveのネオンが通り過ぎてしまった・・・ので、引き返してもらい何とか到着。
いつも迷うんだよね〜。

とにかく本番前に汗をかきたくない！ということで、リハーサルは省エネモード。
ホントなら、リハーサルも本番さながらの熱い感じでやる方がイイんだけど。だって、本番中にはいくら冷静とは言っても、リハーサルよりはテンション上がっているわけだから、聞こえ方も違ってくるし。

ステージ上の音のバランスは特に問題なく、リハーサルはスムーズに終了。
僕は、前日のお昼にミスドでドーナツを食べて以降は、ポテトチップスをちょろっと食べていただけだったので、とにかくエネルギー補給が必要な状態。
ということで、某カフェにみんなで行ったのだけど、またもや(?)僕だけガッツリご飯食べる感じに・・・。

カツカレーにも惹かれつつ、ロコモコとコロナの組み合わせに決定！
これが非常に大盛りで、食後にはお腹に力入れてないとカエルみたいになっちゃう状態に・・・。
本番までに消化出来るのか・・・このロコモコ・・・と不安になりつつknaveに戻った。

1番目はヴォーカルとピアノのユニット。安定してるし、楽曲のクォリティもなかなか。
後は爽やかなポップスとして、どうやって個性を出していくかかなぁ。歌やピアノの上手さだけなら、上には上がいるから、ワン＆オンリーな世界を作っていかないと厳しいかも。

2番目。ワン＆オンリーという意味では、既にスタイルを気づきあげていらっしゃる感じ。こうなると強い。
ギターの弾き語りだったけど、全く飽きさせないステージでとても良かった。
個人的には、声の質がちょっと中性的な感じもあってお気に入り。

3番目。これまた個性的な弾き語り。
歌詞はポジティブなイメージ満開だけど、押し売り的なメッセージ性じゃなくて、とても好感が持てたな。
メロディラインの譜割が似た感じが多かったので、その辺りのバリエーションが増えたらもっと面白くなりそう。

4番目。Calmdownよりちょっとだけ年下の方々。
音楽的には好み！という感じではなかったんだけど、オリジナル曲で頑張っていらっしゃるところは、とても共感出来るポイント。頑張って続けて欲しいな〜。

さてさて、Calmdownだけど、神戸以降さらにトニーが頑張ってくれたおかげで、レパートリーを2曲も追加。
最新曲については、トニー本人が「止めといた方がいいすかね〜？」と心配そうだったけど、思い切っていけば問題ないよ〜と言って半ば無理矢理演奏してもらった。でも、思った通り問題なくて、とても雰囲気のある演奏が出来たな〜。
あの感じは今後にも活かしたい。

ライブはね〜、もう楽しくて仕方ない感じで、終始口元弛みっぱなし。
keiちゃん撮影の写真を頂きましたが、ロコモコの苦しみもどこへやら、殆どがニヤついている写真ばかり・・・(笑)。

ビールも飲んでいたし、楽しさいっぱいだったけど、トニーに出された宿題は終始意識出来てたかな。
結果上手くいったのかは自分ではよくわからなかったけど、その辺の意識が途切れることなく最後までライブ出来たのは良かったなと。

最後の曲のギターソロが終わり、曲が後半に差し掛かってくると、「あ〜もう終わっちゃうよ〜」っと急に切ない感じがしてきて、トニー入魂のキックの音に合わせてガツンと弾いてたんだけど伝わったかな〜。
この時ばかりは、トニーが参加してくれてからのことが走馬灯のように頭を駆け巡った感じだったな〜。
バンドのリハーサル時間よりも早くスタジオ入りして個人練習してくれたりして、サユトニーのリハーサルと合わせると、スタジオ滞在時間が7時間にもなった日もあったトニー。
ホントに感謝の気持ちでいっぱいです。
人気投票で票を独占されてもひがみません(笑)。

ライブ終了後、参加出来なかった方には申し訳ないのだけれど、サユトニーのメンバーと一緒に飲みに行った。
非常に気分が良かったので、久しぶりに日本酒を飲んで、さらに気分良くなった。

サユトニーやBRODYといった、自分がリスペクト出来るミュージシャンと飲みに行けるってのは、ホント幸せやね〜。生きてて良かったと思える幸せな時間。「金で買えない」という表現がまさにピッタリくる感じ。

トニーにはめちゃ楽しい時間を沢山プレゼントしてもらったし、Calmdownの可能性も広げてもらえて、この夏の前半のハイライトのひとつになった。
これをただの楽しい夏の思い出で終わらさずに、今後のCalmdownのサウンドに反映させていきたいな。

ちなみに次回のサユトニーのライブは、9月14日。アメリカ村サンホールにて、サユトニーがホストのライブ。
サユトニーがホストとなっているからには、他の出演者にもかなり期待出来そう。
僕は、ほぼ確実に観に行くと思うので、ぜひぜひ一緒に行きましょう。

とことで、帰り道もタクシーだったんだけど、僕よりも若い運ちゃんで、若い頃にはバンドもやっていた模様。「僕らの世代だと、BLUE HEARTSとかBOØWYですね〜」から始まり、
「お客さんのバンドは洋楽っぽいんですか？」
「う〜ん。まぁ、そんな感じだと良いですね〜」
「ガンズみたいな感じですか？」
「いや、それほどハードな感じじゃないですよ〜」
「あ、じゃあボンジョビくらいですか？」
「そこまでポップじゃないんですよね・・・」
音楽性を説明するのは、いつも難しい・・・。

さて、次のCalmdownですがっ！　予定が全く決まっていません。
しばし、久々にblogバンドになってしまいます。
再スタートがどのような形になるのか全く見えてないけれど、トニーの協力を無駄にしないよう、さらに強力になって復活するので、楽しみに待っていて下さいね！